2025年8月にイギリス旅行へ行き、ストーンヘンジにも行ってきましたのでその様子をご紹介します!
今回は現地のガイドツアーに参加してストーンヘンジまで行きました。ツアーの予約は「アゴダ」から簡単に予約することができましたよ。
イギリスのバースという街から出ているツアーで、料金は約1万円でした。英語が話せない私ですが、現地まで連れて行ってくれるだけで良いと思いましたので、とりあえずツアーに参加。
こちらのツアーは現地までの送迎だけでしたので、英語が理解できずとも問題ありませんでした!
現地のガイドを日本語でしてほしい!という方、大丈夫です。ネットでストーンヘンジの日本語ガイドがあるので、私たちもそのガイドを聞きながら回り、とても楽しむことができました。
むしろ、そのガイドを事前に聞いていたら良かったかもしれないと思いましたので、こちらでご紹介します。ストーンヘンジへ行こうと思っている方、ぜひ参考にされてください!
ストーンヘンジへ実際に行けなくても、こちらの音声ガイドで行ったような体験ができると思いますので、お時間ありましたら聞いてみてくださいね→ストーンヘンジガイド
ストーンヘンジはの場所はイギリスのどこ?

ストーンヘンジはイギリスのイングランド地方のソールズベリーという場所にあります。
ロンドンからだと電車やバスを使って約3時間ほどで行くこともできますが、移動距離が長いことやイギリスの電車はストライキなどで電車が出ないこともあることを聞き、私たちはストーンヘンジまでは現地ツアーを使用することにしました。
ストーンヘンジのツアーはロンドンからも多くのツアーが出ていますので、ロンドンからストーンヘンジへ向かおうという方は、ロンドン出発のツアーを探してみてくださいね!
私たちはオックスフォードからの移動でしたので「バース」という街からのツアーに参加しました。
ストーンヘンジへ現地ツアーを予約│英語できなくてもOK

アゴダから予約したツアーは英語ができない私たちが参加して大丈夫か不安でしたが、何の問題もありませんでした!
予約はアゴダからこちらのツアーに参加しました。
↓こちらの画像をクリックするとツアーの詳細などが見れます。
こちらのツアーでは、14時にバースという街のアビーホテルの前で待ち合わせ。このアビーホテルは、バーススパ駅から歩いて10分ほどの場所です。
メールで10分前に来てくださいねといったメッセージが前日に届きます。
実際のメール文はこちら。
※10分前に来てくださいねと言っていたので、20分前には着いていたのですが、紫のバスが見つからず場所が間違っているのかと焦りましたが、ツアーバス自体が10分前に来て安心しました。
Just a reminder that your Stonehenge tour is coming up soon.
The purple Scarper Tours bus will be waiting in the centre of Bath at Terrace Walk, next to the Abbey Hotel. Please ensure that you arrive at the pick-up point 10 minutes before the departure time. Please bring your booking confirmation details, and your Student / Membership cards if applicable. We’re looking forward to seeing you. Happy travels!
Top tip: Download the Stonehenge Audio Guide in advance to save time on the day. The guide is free and available in 13 languages, and it offers a guide to the stone circle, the Stonehenge landscape and the exhibition.
You can download this to your phone via the App Store or Google Play, just search The Stonehenge Audio Tour from English Heritage.
(ストーンヘンジツアーがもうすぐ始まりますので、ご案内いたします。
紫色のScarper Toursのバスは、バース市内中心部のテラスウォーク(Abbey Hotel横)に停車しております。出発時間の10分前までに集合場所へお越しください。ご予約確認の詳細、また該当する場合は学生証やメンバーシップカードをご持参ください。皆さまにお会いできるのを楽しみにしています。素敵な旅を!
★おすすめポイント:
当日スムーズに楽しんでいただくために、事前に「ストーンヘンジ音声ガイド」をダウンロードしておくのがおすすめです。ガイドは無料で13か国語に対応しており、ストーンサークルやストーンヘンジ周辺の景観、展示物について案内してくれます。
App StoreまたはGoogle Playで 「The Stonehenge Audio Tour (English Heritage)」 と検索し、お手持ちのスマートフォンにダウンロードしてください。)
待ち合わせの場所はこちらです↓
紫のバスで目立つので見つけやすいと思います!

名前を伝えるだけで「OK、乗って」と言う感じで、簡単に受付は済みました。
小グループツアーなので、同乗者は約20人ほど。
ストーンヘンジまでの道中で見ることができる観光スポットなどをバス内で運転手がマイクで説明してくださいます。
英語なので私たちには詳しくはわからなかったですが、「ウェストベリー ホワイト ホース」は山に大きな白い馬が描かれているのが見てわかるので、英語がわからなくても楽しめました!
イギリス各地には「ホワイトホース」と呼ばれるチョーク地上絵が複数あるようなのですが、このウェストベリーのものは最古のものだそうです。大きさは、およそ55メートル(縦)×52メートル(横)最も有名なホワイトホースなので、遠くからでも馬の形が良くわかります。

ストーンヘンジの道のりでバスガイドさんの説明により、左手にこちらの白い馬が見えてきます。この写真ほど近くには見れませんが、遠くても馬の形がわかりました。
バスに揺られて私の友人はずっと爆睡していたりしたので、バスツアーと言っても気軽な感じでストーンヘンジの場所まで連れて行ってくれるバス利用という感じ。
ストーンヘンジに着くと、お手持ちのスマートフォンで音声ガイドを使用してみてください。ということと、5時にまたこちらに戻ってきてくださいと言われますので、その時間だけ押さえておいてくださいね!
英語で聞き取れなかったという方は、バスの方に5時にここに来たら良いですか?と聞いてみてください!英語ができないという方は、Google検索やchatGPTなどを使って伝えてみてくださいね。
バスから降りて、バスガイドさんからストーンヘンジのチケットにもなるリストバンドが配られます。そのリストバンドを着けてもらったら、集合時間まで自由にストーンヘンジを見学です。
約2時間ほどの自由時間がありますが、お土産屋さんでのショッピングなどもあるのであっという間でした。
↓イギリス旅行では、電車を使う際にこちらの「Omio」も利用しましたよ♪

ストーンヘンジ日本語ガイドで安心して楽しめる

オーディオガイドのサービスで、ストーンヘンジでは13ヶ国語に訳されたの音声ガイドがあります。もちろん、日本語もありますよ!
現地では音声ガイドに合わせた看板もあるので、その看板に合わせて聞き進めていく流れ。
実際に行ってみて思ったのは、ストーンヘンジの写真を撮りたかったり、同行者もいると自分のペースでゆっくりストーンヘンジを観光しながら音声ガイドを聞く余裕もありませんでしたので、事前に聞いておくと良いなと思いました。
ストーンヘンジの音声ガイドはこちら→English Heritage
事前にダウンロードしておくことをおすすめします!

↓海外旅行へ行くまでの準備することをまとめましたので、海外初心者の方は参考にされてください。
ストーンヘンジの歴史│成り立ちや意味

太陽の動きに沿って作られた寺院ストーンヘンジ。新石器時代後期のイギリス人の建築技術の高さがわかります。現在の研究でも、なぜこのストーンヘンジが創られたのか解明されておらず、謎に包まれた世界遺産です。
ストーンヘンジの歴史
ストーンヘンジは一度に完成したわけではなく、1000年以上の年月をかけて段階的に作られました。
- 紀元前3000年頃 – 最初の囲い地「ヘンジ」が作られ、火葬された人骨が埋められた。
- 紀元前2500年頃 – 大きなサーセン石と小さなブルーストーンが配置され、現在知られる環状列石が形成された。
- 紀元前2200年頃 – 参道(アヴェニュー)が整備され、石が再配置された。冬至の日没や夏至の日の出に合わせて石が配置された。
そして最後に、現在のストーンヘンジ(4000年の風化と破壊を経た姿)が示されています。1920年代と1950年代にはいくつかの石が再び立てられ、コンクリートで固定されました。
ストーンヘンジは何のために創られたのか
ストーンヘンジの用途には諸説あります。
- 天文観測所説:夏至や冬至の日の出・日の入りと石の配置が一致する
- 宗教儀式の場説:祖先崇拝や自然崇拝の聖地
- 癒しの場説:ブルーストーンが治癒力を持つと信じられていた
- ドルイド教徒の祭祀場説:後世に聖地として利用された現時点での定説はありませんが、どの説も「自然や宇宙との深い関わり」を感じさせます。
紀元前3000年頃に作られた「ヘンジ」と呼ばれる直径約100mの土手や溝に囲まれた円形の土塁は、鹿の角で作られたツルハシを使って造られました。
囲みができた後、動物の骨や石器の道具、石灰岩などが溝の中に廃棄されました。この溝には、木の杭や石を建てるためと予測できる56の穴が円形に並んでいます。この穴には火葬された人体の一部が入っており、初期のストーンヘンジは墓地として使っていたこともわかっています。
また、夏至や冬至の日に太陽が昇る場所に合わせた石の配置がされていることから、カレンダーとしての役割や季節を大切にしていたこと、天文の知識があったこと、季節を祝う儀式や行事を行っていた場所だと考えられてます。
ストーンヘンジの巨石ヒールストーン│アベニューの最終地点
中心のサークルになっている場所から少し離れて存在する少し傾いた大きな石は「ヒールストーン」と呼ばれています。他のストーンヘンジの石と同様に大砂岩でできています。

このヒールストーンはエイボン川の土手からストーンヘンジへ続く幅20m約3kmのアベニュー(参道)の最終地点となっています。
そして、このヒールストーンは「夏至」や「冬至」に関連した場所となっています。もし、あなたがストーンサークルの中に居たとして、夏至の日にヒールストーンの場所から太陽が昇るのが見え、冬至の日には間反対の場所で陽が沈むようになっています。
現在は世界遺産を保護するため、ストーンサークルには入れませんのでご注意ください。

↑冬至の日に太陽が沈む方角
↓上の矢印から反対側に伸びる矢印。夏至に太陽が昇る方角

ストーンヘンジは誰が創ったのか?ドルイド教徒との関係
ストーンヘンジは、紀元前2500年ごろ(新石器時代後期)に建てられました。当時の人々は遊牧民として季節ごとに移住し、豚や牛を放牧しながら同じ場所へ定期的に戻ってきたと考えられています。
ストーンヘンジを造った人々が農民や牧畜家だとわかっていますが、ストーンヘンジを造るためにこの場所へ来ていたとも考えられています。ストーンヘンジに使用されているブルーストーンはウェールズ地方のストーンサークルから持って来たとも考えられています。
当時の人々は、石の底には幾何学的な線や模様が施されているグルーブトウェア(Grooved Ware)という土器などを使用しており、英国とアイルランド全域で使われていたのでストーンヘンジを建てた人々は他の地域とも交流があったことがわかっています。
グルーブトウェア(Grooved Ware)とは?
グルーブトウェアは、新石器時代後期(紀元前2900~紀元前2400年ごろ)にイギリス全土で広まった土器のスタイルです。
特徴は、
- 平らな底
- 厚みのある直線的な側面
- 表面に刻まれた溝(グルーブ)による幾何学模様
というデザイン。
この土器は、食料の保存・調理に使われただけでなく、儀式や祭祀に関連する用途にも用いられたと考えられています。
特に有名なのが「ストーンヘンジの宴(feasting)」の証拠です。ストーンヘンジ周辺の遺跡(ダリントン・ウォールズや葬送の遺構)からは、大量のグルーブトウェアの破片が発見されています。動物の骨や食物の痕跡とともにグルーブトウェアが見つかっており、人々が遠方から集まり、食事を共にしながらこの地で大規模な集会や儀式が行われていた祭祀を行ったことがわかります。
ストーンヘンジといえば、「ドルイド教徒が建てた祭祀場ではないか?」という説を耳にしたことがある方も多いかもしれません。ドルイド教は、紀元前数世紀~ローマ時代のケルト文化における神官(祭司階級)で自然崇拝や占星術、儀式を司っていました。
19世紀には、ロマン主義的な視点から「ドルイド僧がストーンヘンジで儀式をしていた」と考えられ、大きな人気を集めました。現在でも夏至の日には現代のドルイド教徒が集まり、日の出を祝う姿が見られます。
しかし、考古学の研究では、ストーンヘンジが建てられたのはドルイド教が成立するよりも1000年以上前だと判明しています。
つまり「ドルイドが建設した」という説は正しくはありませんが、「ドルイドが後にこの地を聖地として儀式に用いた可能性」は高いとされています。
ドルイドについては、こちらでもご紹介していますのでご覧になってみてくださいね!
ストーンヘンジの石はどこから来たどんな石なのか

ストーンヘンジに使われている石には、主に2種類があります。
- サルセン石(Sarsen Stone)
高さ約9メートル、重さ30トンにもなる巨石。現在のストーンヘンジの「環」を形成する石の大部分。 - ブルーストーン(Bluestone)
ウェールズから約240km以上も運ばれたとされる石。比較的小さく、治癒力があると信じられていた。
サルセン石(Sarsen Stone)
最新の地球科学的な調査によって、サルセン石の多くが 「マルボロ・ダウンズ(Marlborough Downs)」から切り出され、運ばれたことが明らかになりました。マルボロ・ダウンズは、ストーンヘンジからおよそ 24km北 に位置する丘陵地帯です。
サルセン石は、硬い砂岩の一種で、イングランド南部に分布しています。ストーンヘンジに使われているサルセン石は高さ 最大9メートル、重さは 25トン以上 にも及びます。これらが組み合わされて「トリリトン(三石門)」や外周の環を形成し、ストーンヘンジのシルエットを形づくっています。
ストーンヘンジの中で最も高いものは7メートルの高さがあり、地下には更に2.5メートル程埋まっています(重さは約30トン)。
25トンもの巨石を25kmも移動させる方法は、今なお大きな謎です。考古学者は以下のような手段を想定しています。
- 丸太を並べてローラー状に転がす
- そりに載せて湿地を滑らせる
- 大人数でロープを使って引きずる
いずれにしても、数百人規模の労働力と高度な組織力が必要だったと考えられています。
ブルーストーン(Bluestone)
ブルーストーンは、見た目が青みを帯びる火成岩・堆積岩の総称で、重さは数トンといえども人力で動かすのは困難です。ストーンヘンジには現在約40個残っています。
古代の人々は、この石に癒しの力や霊的なパワーを見出していたとされ、祭祀や儀式に欠かせない存在だった可能性が高いのです。
近年の地質学的調査により、ブルーストーンの産地は ウェールズ南西部のプリスリ・ヒルズ(Preseli Hills) であることが判明しました。ストーンヘンジからの距離はなんと 約250km。
紀元前2500年ごろ、古代の人々がこの険しい丘陵地から巨石を切り出し、ソールズベリー平原まで運んだと考えられています。
この250kmもの移動方法については、いまだに議論が続いています。主な説は以下の通りです。
- 陸路説:丸太やそりを使い、人力で少しずつ引きずって運搬
- 水路説:川や海を利用し、筏に載せて移動
- 氷河説:氷河の動きで自然に運ばれてきた石を人々が利用した
現在では「人々が意図的に運んだ」という説が有力視されていますが、確実な証拠はまだありません。
ストーンヘンジはがっかり!?現地の楽しみ方

ストーンヘンジの口コミや感想でよく「がっかりした」「石があるだけだった」というのも多いようですが、それは楽しみ方を知らなかったからかもしれません。
ストーンヘンジはその場所の歴史や神秘的な謎を楽しむのに良い場所ですが、今回、私が実際に行った中で、ストーンヘンジとの写真撮影が一番楽しめた点でもありました。
(友人はイギリス旅行をした中でもストーンヘンジでの写真撮影が楽しかったとも言っていましたよ♪)

こちらの写真のように、ストーンヘンジでの写真の取り方モデルもありますので、一緒にストーンヘンジへ行く方と写真撮影にチャレンジしてみてください。


この他にもいろんな写真の撮り方がありましたので、ストーンヘンジへ観光に行く方は全ての撮り方でコンプリートしてみてくださいね!
私は女性3人でこの楽しみ方でかなりワイワイとできました♪

最後に癒しの効果もあると言われるストーンヘンジでアーシングしようと思って、芝生に寝そべってみました!(後からこの場所が墓地としても使われていたことや帰ってから靴にガムが付いていたりなどもしましたが。笑)
そして、帰り際にはストーンヘンジの展示室やグッズショップなどもありますので、自分へのプレゼントやお土産にストーンヘンジショップで買い物も楽しんでみてください。
私はストーンヘンジのTシャツとバッグ、アメジストとローズクォーツの石を購入しました!
↓こちらはお土産用のストーンヘンジバッグ。イギリスの紅茶とお菓子をこの中に入れて、お土産ギフトにしました♪お値段は詳しくは覚えていませんが、4~5ポンドだったと思います。サイズもいくつかありました。こちらは一番小さいサイズ。

まとめ|ストーンヘンジ観光はツアー利用&日本語ガイドで安心!

イギリス旅行で外せない世界遺産 ストーンヘンジ は、個人で電車やバスを使って行くことも可能ですが、アクセスや移動の負担を考えると 現地発のツアー利用が一番安心で便利 です。特に英語が話せない方でも、送迎付きツアーであれば問題なく参加できます。
また、現地では無料で使える 日本語対応のオーディオガイド を事前にダウンロードしておくと、歴史や見どころを理解しながら効率よく観光できます。さらに、グルーブトウェア土器の発見やブルーストーンの謎、ドルイド教徒との関わりなどを知っておくと、現地での体験がより深くなるでしょう。
✅ ストーンヘンジ観光を計画中の方へのおすすめポイント
- ロンドンやバースから多くの ストーンヘンジ現地ツアー が出発している
- 英語ができなくても 送迎だけのツアー+日本語音声ガイド で十分楽しめる
- 夏至や冬至に合わせた石の配置や、ブルーストーン・サルセン石のルーツを事前に学んでおくと理解が深まる
次回のイギリス旅行では、ぜひ効率的にストーンヘンジを訪れて古代の人々の信仰や知恵に触れてみてくださいね。
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