スコーンはどこの国のお菓子なのでしょうか。スコットランドに古い記録が残る、英国の焼き菓子です。 現在は英国各地のティールームで親しまれ、アメリカでもさまざまな味のスコーンが作られています。
私がコッツウォルズのカフェ「ハフキンス」で食べたのは、フルーツ入りのスコーン。日本で持っていた硬いスコーンの印象と違い、ふわっとしたパンのような食感が忘れられません。
この記事では、スコーンの歴史や食べ方を、その日の写真とともに紹介します。
スコーンはどこの国のお菓子?

スコーンは英国、とくにスコットランドに古くから記録のある食べ物です。メリアム・ウェブスター辞典は、英語の scone をもともとスコットランドの言葉として扱い、1513年の使用例を掲載しています。
今ではイングランドでもおなじみで、ジャムやクロテッドクリームと一緒に紅茶を楽しむ光景を思い浮かべる方も多いでしょう。名前を知ってから食べると、ひと口にスコーンと言っても土地やお店で表情が違うことに気づきます。
スコーンの歴史と名前の由来

昔のスコーンとスコットランドのバノック
現在よく見るふっくらとしたスコーンが、最初から同じ姿で作られていたわけではありません。辞典が説明する古いスコーンには、鉄板などで焼く平たいパン菓子という姿もあります。スコットランドには「バノック」という平たいパン菓子の伝統も残っています。
スコーンとバノックには形や調理法が似た点があります。ただ、今のスコーンすべてが一つのバノックのレシピから生まれたとまでは言い切れません。食文化のつながりとして見てみると面白いですね。
「スコーン」の語源は決まっている?
語源には諸説あります。メリアム・ウェブスター辞典は、オランダ語で白い上質なパンを指す言葉を由来の候補として挙げています。「スコットランドのスクーンという地名に由来する」という話もありますが、一つの説に確定した形では紹介できません。
スコットランドには実際に「スクーン」という地名があり、王の戴冠に関わった「スクーンの石」も有名です。スコットランド歴史環境庁の解説を読むと、石の歴史そのものにも惹かれます。ただし、焼き菓子のスコーンがこの石の形を模して作られたという根拠は確認できませんでした。
コッツウォルズのハフキンスで食べたスコーン

英国旅行中、コッツウォルズのストウ・オン・ザ・ウォルドにある「ハフキンス」に立ち寄りました。訪れた店は歴史ある広場に面しています。今もハフキンスの公式サイトにティールームとして掲載されています。
私が注文したのはフルーツ入りのスコーンで、友人はプレーンを選びました。ひと口食べると、想像していた硬さはなく、ふわっとしたパンのような食感。クロテッドクリームとジャムをつけると、ますます手が進みました。

ジャムは一人ずつ小瓶で出てきて、最初は余るかもと思ったほどです。食べ始めると足りなく感じたのも、旅の思い出になっています。一緒に飲んだ紅茶もおいしく、私はスコーンの産地の話を知る前に、まずこの味で英国のティータイムが好きになりました。

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英国とアメリカのスコーンはどう違う?

英国のティールームでは、丸く抜いて焼いたスコーンにジャムとクロテッドクリームを添える姿をよく見かけます。アメリカのカフェでは、チョコレートや果物を生地に加えた三角形のスコーンもおなじみです。
とはいえ、形だけで作られた国は判別できません。英国のナショナル・トラストも、丸い型がなければ生地を三角形に切る作り方を紹介しています。日本のお店でも、形や具材はさまざま。生地の甘さ、焼きたての食感、添えられるものを比べると、自分の好みが見えてきます。
| 見比べるポイント | 英国のティールームでよく見る例 | 米国のカフェで見かける例 |
|---|---|---|
| 形 | 丸い型で抜いたものが多い | 三角形のものも多い |
| 食べ方 | ジャムやクロテッドクリームを添える | そのまま食べる商品もある |
| 味・食感 | お店や焼きたてかどうかで違う | 具材や仕上げによって違う |
形には例外があるので、あくまで「選ぶときの目安」として楽しんでくださいね。
クロテッドクリームとジャムはどちらを先にのせる?

英国でスコーンを食べるときに話題になるのが、ジャムとクロテッドクリームの順番です。
- コーンウォール流:ジャムを先に、クリームを後に。 ナショナル・トラストのコーンウォールの施設も、この順番を案内しています。
- デボン流:クリームを先に、ジャムを後に。 デボンの観光案内でも、この食べ方を伝えています。
どちらもおいしいので、旅先ではその土地の流儀を試し、自宅では好きな順番で楽しむのもいいですね。私はハフキンスで、ふわっとした生地にたっぷりのジャムとクリームをのせて食べたことが強く印象に残っています。

イギリス現地では、コーンウォール式とデボン式に派閥があるようです。それぞれ、コーンウォールとデボンの地域に行くとスコーンの食べ方が記載されているのだとか。
イギリス式スコーンの食べ方:コーンウォール式
コーンウォール式は、スコーンにジャムを先に塗って、その上にクロテッドクリームをのせます。ジャムの甘さとクリームの濃厚さが絶妙に組み合わさるため、多くの人に好まれています。
ちなみに、コーンウォールはイギリスを靴の形とみなすと爪先の部分です。
イギリス式スコーンの食べ方:デボン式
デボン式は、スコーンにクロテッドクリームを先に塗り、その上にジャムをのせます。クリームがジャムの下にあるので、クリームの濃厚さがより引き立ちますよ♪
このデボン式の食べ方は、特にデボンの地域での伝統的な食べ方として知られています。
デボンはイギリスを靴の形とみなすと、指の付け根部分。コーンウォールの隣です。

エリザベス女王はコーンウォール式を好んでいた様です♪
スコットランド(イギリス)式スコーンお取り寄せのおすすめ!

自宅で英国風のティータイムを楽しむなら、スコーンとジャム、クロテッドクリームを少しずつ用意してみてください。クリームは冷蔵・冷凍の別、送料、賞味期限を見て選ぶと安心です。紅茶は家にある好みのものからで十分。旅先で食べた味を思い出しながら、お気に入りの組み合わせを探すのも楽しみです。
私が訪れたハフキンスについては、ストウ・オン・ザ・ウォルド店の公式案内で最新の営業時間を確認できます。
コッツウォルズの街や旅の様子をもっと知りたい方は、実際に訪ねたコッツウォルズの記事もどうぞ。
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スコーンに合うおすすめクロテッドクリーム
スコーンに合うおすすめジャム
スコーンに合うイギリス紅茶のおすすめ

イギリス式のスコーンのお供には紅茶がおすすめ!!スコーンの甘さを引き立てる渋みと香りを持っています。また、濃いミルクティーもスコーンとの相性が良いですよ♪
特に、渋みがスコーンと合うウバティー、口の中をリセットしてくれるコクのあるアッサムティー、ミルクティーにおすすめなプリンスオブウェールズティー、スコーンの風味を引き立たせるダージリンティーなどがおすすめです!
イギリスの紅茶といえば、フォートナム&メイソン!本当に美味しいので、皆さんも日本にいながら、スコーンとクロテッドクリーム・ジャム、紅茶を用意して、ご自宅でイギリス気分を味わってみてください♪
スコーンについてよくある質問
スコーンはイギリスとスコットランド、どちらのお菓子?
古い記録が残るのはスコットランドです。スコットランドは英国の一部なので、「英国の焼き菓子」と紹介するのも自然です。現在は英国各地で親しまれています。
三角形ならアメリカ式、丸なら英国式?
形だけでは決められません。英国のレシピにも三角形があります。丸い型抜きのスコーンは英国のティールームでよく見かけます。
スコーンには何をつけて食べる?
ジャムとクロテッドクリームを添える食べ方が有名です。コーンウォールではジャムが先、デボンではクリームが先といわれています。どちらの順番も試してみてください。
スコーンはどこの国?歴史や食べ方、イギリスとアメリカの違い│まとめ

スコーンは、スコットランドに古い記録が残る英国の焼き菓子です。語源やバノックとの関係には諸説あります。形や食べ方も一つに決まっていません。
私にとって忘れられないのは、コッツウォルズのハフキンスで食べたフルーツ入りスコーンのふわっとした食感。ジャムとクリームを添えた一皿を思い出すと、また英国のティールームへ行きたくなります。
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