スコーンの起源から食べ方まで:イギリスとアメリカのスコーンを楽しむ方法

食品・飲料

今では日本でも人気のお菓子「スコーン」。その起源は、スコットランド(イギリス)発祥だと言われています。

現在では、日本でもスタバなどのカフェやスコーン専門店などでも楽しめるようになってきました。

スコーンには、丸いタイプと三角のスコーンがあるのはご存知でしょうか。それは、イギリス式(丸)とアメリカ式(三角)の違いです。作り方などにも違いがあります。

また、スコーンの食べ方にはクロテッドクリームとジャム、紅茶などを組み合わせることで、よりスコットランド(イギリス)の美味しい食べ方が楽しめます。

こちらの記事では、スコットランド(イギリス)発祥のスコーンについての歴史や文化、イギリス式とアメリカ式の違い、スコーンの食べ方・作り方、などをご紹介します。

この記事を読んで、美味しいスコーンを更に美味しく楽しみましょう♪

 

 

スコーンはスコットランド発祥のお菓子!「バノック」が起源

シンプルスコーン

スコーンはスコットランド(イギリス)発祥のお菓子で、16世紀ごろには存在していたようです。また、スコーンの起源はパン菓子の「バノック」だと言われています。

 

スコーンの起源でもあるパン菓子「バノック」

バノックとは、小麦粉を使用して作られる平らなパンの一種で、スコットランドやカナダの先住民の伝統的な料理として知られています。

なぜ、カナダの先住民も食べていたかというと、カナダに移住したスコットランド人によって持ち込まれ、カナダの先住民の食文化に取り入れられました。

このバノックは、クイックブレッドと呼ばれるほど作り方が簡単で、小麦粉、ベーキングパウダー、塩、水かミルクを混ぜ合わせ、フライパンや焚き火で焼くことができるので、アウトドアの料理としても人気の料理です。

また、バノックにドライフルーツやナッツ、スパイスやハーブなどを混ぜて焼くのもおすすめ♪

emile
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簡単に作ることができる、イギリスの伝統的なパン「バノック」。一度は作ってみたり、本場のものも食べてみたいですね♪

 

スコーンの歴史的背景

スコーンの名前は、スコットランドのスコーン村に由来しているとも言われています。

また、語源は諸説あり、白いパンを意味するオランダ語「schoonbroot」やドイツ語「sconbrot」がスコットランドで、「scone」になったとする説やスコットランドの古い言葉ゲール語の「Sgonn」に由来するという説も。

現在のスコーンの形の由来と言われているのは、スコットランドのスクーン石(運命の石)。スクーン石は、王が戴冠式で使用した石でスコットランドの象徴的な文化遺産となっています。

このスクーン石は、500年ごろにスコット人によってアイルランドから持ち込まれ、1296年にエドワード1世により戦利品としてイングランドに持ち去られ、ウェストミンスター寺院に設置。

1950年に学生4人の計画によりスコットランドに持ち帰り、この事件は2008年に「Stone of Destiny(運命の石)」という映画にもなっています。

その後、1996年に正式にスコットランドに返還され、現在はエディンバラ城に安置されています。

emile
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歴史好きな方、イギリスなどが好きな方はぜひ「運命の石」の映画もご覧になってみてくださいね♪

 

 

スコーンの種類はイギリス(スコットランド)式とアメリカ式

スコーンにはイギリス式とアメリカ式があります。イングリッシュスコーン、アメリカンスコーンと呼ばれることもあります。

その違いは、「形」などでわかるものとなっていますので、いつも食べているスコーンがイギリス式かアメリカ式かそれぞれの特徴を知り、楽しんでみましょう♪

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ちなみに、私が最近スタバで食べたスコーンはアメリカ式でした♪

 

イギリス(スコットランド)式のスコーンの特徴

イギリス式スコーン

イギリス式のスコーンは、小麦粉、バター、ベーキングパウダー、牛乳などのシンプルな材料で作られており、サクサク・ホロホロと軽い食感が特徴。形はスクーン石に模したとされる丸い形が特徴です。

イギリス発祥でもある軽食と紅茶を楽しむアフタヌーンティータイムで出てくるのが一般的で、クロテッドクリームやジャムをつけて食べると程よいしっとり感で楽しむことができます。

また、紅茶と一緒に食べることで更に美味しくいただけますよ♪

現在は日本でも専門店が出てくるほど人気のお菓子となっており、ご家庭でも簡単に作れるスコーンミックスなども販売されています。

 

アメリカ式のスコーンの特徴

アメリカ式スコーン

アメリカ式のスコーンは、オリーブオイルやショートニングが使用されており、ずっしり・しっとりとした質感が特徴。形も三角形なのが一般的。

イギリス式はシンプルな生地なものに対して、アメリカ式のスコーンは生地にフルーツやナッツ・チョコレートを混ぜるのも特徴です。

イギリス式のスコーンはアフタヌーンティーに用いられることが多いですが、アメリカ式のスコーンは、ずっしりとしていることもあり、朝食やブランチに用いられることが多いです。

イギリスではスコーンと紅茶を一緒にいただくのが一般的ですが、アメリカ式のスコーンはコーヒーやミルクと一緒にいただくのが一般的となっています。

 

スコットランド(イギリス)でのスコーンの食べ方

スコーンとクロテッドクリームとジャムと紅茶

イギリスでのアフタヌーンティーには欠かせない、お菓子「スコーン」。

イギリスでのスコーンの食べ方には、二つのパターンがあります。「コーンウォール式」と「デボン式」です。

その違いとは、クロテッドクリームとジャムをどの順番で乗せるか。スコーンを食べる際には、どちらも試して楽しんでみてくださいね♪

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イギリス現地では、コーンウォール式とデボン式に派閥があるようです。それぞれ、コーンウォールとデボンの地域に行くとスコーンの食べ方が記載されているのだとか。

イギリス式スコーンの食べ方:コーンウォール式

コーンウォール式は、スコーンにジャムを先に塗って、その上にクロテッドクリームをのせます。ジャムの甘さとクリームの濃厚さが絶妙に組み合わさるため、多くの人に好まれています。

ちなみに、コーンウォールはイギリスを靴の形とみなすと爪先の部分です。

 

イギリス式スコーンの食べ方:デボン式

デボン式は、スコーンにクロテッドクリームを先に塗り、その上にジャムをのせます。クリームがジャムの下にあるので、クリームの濃厚さがより引き立ちますよ♪

このデボン式の食べ方は、特にデボンの地域での伝統的な食べ方として知られています。

デボンはイギリスを靴の形とみなすと、指の付け根部分。コーンウォールの隣です。

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エリザベス女王はコーンウォール式を好んでいた様です♪

 

スコットランド(イギリス)式スコーンお取り寄せのおすすめ!

スコーンを焼く女性

スタバやお出かけ先のカフェでスコーンをいただくのも良いですが、お取り寄せでご自宅でも簡単に美味しいスコーンを楽しむことができますよ♪

また、スコーンと合うクロテッドクリームやジャムもご紹介いたします。

 

おすすめお取り寄せスコーン

 

スコーンに合うおすすめクロテッドクリーム

 

スコーンに合うおすすめジャム

 

スコーンに合うイギリス紅茶のおすすめ

スコーンとミルクティー

イギリス式のスコーンのお供には紅茶がおすすめ!!スコーンの甘さを引き立てる渋みと香りを持っています。また、濃いミルクティーもスコーンとの相性が良いですよ♪

特に、渋みがスコーンと合うウバティー、口の中をリセットしてくれるコクのあるアッサムティー、ミルクティーにおすすめなプリンスオブウェールズティー、スコーンの風味を引き立たせるダージリンティーなどがおすすめです!

 

まとめ

アフタヌーンティーを楽しむ女性たち
  • スコーンの起源はスコットランド(イギリス)にあります
  • スコーンの由来は伝統的なパン菓子「バノック」
  • 現在のスコーンの形の由来と言われているのは、スコットランドの「スクーン石(運命の石)」
  • スコーンには、イギリス式とアメリカ式があり、丸い形はイギリス式、三角はアメリカ式
  • イギリスでのスコーンの食べ方には2タイプあり、コーンウォール式はスコーンにジャムを乗せてからクロテッドクリームをのせる。デボン式はクロテッドクリームの上にジャムをのせる。
  • お取り寄せのスコーンでご自宅でも楽しめる
  • スコーンを食べる際にはクロテッドクリームとジャム、紅茶もあれば、更に楽しめる

当たり前のようにスコーンを食べたことはあっても、イギリス式とアメリカ式の違いやクロテッドクリームとジャムののせ方で味わい方が違うのを知らなかった方も多かったのではないでしょうか。

これを機に、ご自宅や手作りでもスコーンを楽しみ、クロテッドクリーム・ジャム・紅茶も用意して、イギリスの貴族の様な、そんな気持ちでアフタヌーンティーを楽しんでみてくださいね。

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