三重県志摩市の天の岩戸とは、磯部町恵利原にある岩戸伝説の地で、「恵利原の水穴」とも呼ばれています。
天の岩戸と聞いて、私が思い浮かべていたのは宮崎県の高千穂でした。
ところが今回、三重県の賢島へ向かう途中で「天の岩戸」の看板を見つけ、何故ここに天の岩戸?と思い、調べてみると、三重県志摩市にも天照大御神の岩戸隠れの伝説が伝わる場所があることがわかりました。
今回の記事では、この志摩の天の岩戸を訪ねた体験と駐車場・所要時間・アクセスの目安を紹介します。
実際に訪ねたのは、2026年10月26日。お伊勢参りを目的とした伊勢・志摩を巡った旅の3日目でした。
雨の森、滝の音、道で見かけた真っ赤なカニ。たまたま見つけた看板がきっかけで訪れた、志摩の天の岩戸のことをご紹介します。
天の岩戸は三重のどこ?志摩・恵利原の駐車場・所要時間

まず、訪問前に知っておきたい所在地・駐車場・所要時間をまとめます。時間は私の実測値ではなく、志摩市観光協会の案内です。
| 項目 | 観光協会の案内 |
|---|---|
| 所在地 | 三重県志摩市磯部町恵利原 |
| 駐車場 | あり(無料) |
| 所要時間の目安 | 1時間 |
| 車でのアクセス | 伊勢西ICから伊勢道路経由で約20分 |
| バスでのアクセス | 三重交通「天の岩戸口」下車、徒歩20分 |
| 日暮れ後 | 照明設備がないため注意が必要 |
一の鳥居、二の鳥居、三の鳥居とあり、一とニの鳥居は車でくぐり、無料駐車場まで向かうのですが、道も狭く、私たちが行ったときには大きな木の枝なども道路に落ちていて、対向車が来てしまうとどちらかしか通れないような道になっていましたので、運転に気をつけて行ってください。
私が訪れた日は雨でした。道には舗装された区間もありますが、橋や階段もあるので、足元を確かめながら歩くのがよいと思います。
※2026年10月27日の公式情報確認時点。交通事情や歩くペースなどで所要時間は変わります。
車で訪れる場合は、地図上で「志摩市磯部町恵利原」の天の岩戸であることを確認してください。
なお、湧き出る岩清水は名水百選に選ばれています。観光協会は、飲む場合は生水のままではなく、煮沸するよう案内しています。
賢島へ向かう途中で見つけた、天の岩戸の看板

今回の旅行では伊勢神宮などを参拝した後、賢島に宿泊しました。
その賢島へ向かう道でたまたま目に入ったのが、天の岩戸の看板です。
天の岩戸といえば高千穂、という印象があったので、三重県でその名前を見かけたことが意外でした。調べると、ここにも天照大御神が隠れたと伝わる場所があると分かりました。
伊勢神宮を訪ねた旅で、その近くに別の岩戸伝説の場所があると知り、予定を立てていた段階では知らなかった場所に、旅の途中で出会った嬉しさとこの旅で一番の思い出にもなりました。
3日目は地中海村へ行く予定を変更して、恵利原の天の岩戸へ向かうことにしました。
志摩の天の岩戸とは?恵利原の水穴と高千穂の所在地
志摩市観光協会は、この場所を、天照大神が隠れたという伝説のある洞窟として紹介しています。所在地は三重県志摩市磯部町恵利原。伊勢市と志摩市の境に位置します。
一方、宮崎県高千穂町にも天岩戸神話を伝える場所があり、天岩戸神社では、天照大神が隠れたと伝わる洞窟を御神体として祀っています。
| 場所 | 今回の記事での扱い |
|---|---|
| 宮崎県高千穂町の天岩戸神社 | 私が「天の岩戸」と聞いて思い浮かべていた場所 |
| 三重県志摩市恵利原の天の岩戸 | 今回、看板をきっかけに知り、実際に参拝した場所 |
名前を知っていた神話が、別の土地でも語り継がれている。今回の私には、その発見が印象に残りました。

→ 志摩市観光協会:天の岩戸
→ 高千穂町観光協会:高千穂の神話
天の岩戸の駐車場から参道へ|雨の森を歩いた体験
天の岩戸へ向かう道では、一の鳥居、二の鳥居を車で通り、駐車場から歩いて森へ入りました。
駐車場から降りて、徒歩で天の岩戸まで約10分程度歩きますが、入り口には「猿やイノシシが出るので注意」という看板と獣よけと思われる棒もありましたので、動物たちにも気をつけていく必要があります。
天の岩戸まで歩いた道は舗装されていて、歩きやすく感じました。高くまっすぐな木々が並ぶ様子は、竹林のようにも見えます。
この日はずっと雨で幻想的な世界でした。朝早く9時ごろ行ったので、静かな雰囲気と人もおらずで気持ち良い散策となりました。
滝の音と、雨が葉や枝に当たる音。自然の音が響く森を歩いていると、その音に癒されました。
ただし、動物が出てくることなどもあるので、一人での参拝はおすすめできないかもしれません。
道では、真っ赤なカニをたくさん見かけました。雨の日の森で目に入る赤い色が可愛くて、それもよく覚えています。

志摩の天の岩戸で参拝|三つ目の鳥居から禊瀧と岩戸へ
歩いていくと、「天の岩戸」と書かれた三つ目の鳥居が見えてきました。
鳥居を抜けると、天の岩戸禊瀧が現れます。前には小さな橋があり、渡って階段を上がると、お参りできる場所があります。




岩戸のある場所と、天照大御神が祀られている場所。私たちは2か所で手を合わせました。





天照大御神が岩戸に隠れると、世界が暗くなる。そして再び姿を現すと、光が戻る。
その物語を思い浮かべながら、雨の森の中にある岩戸を訪ねました。
岩戸からは綺麗な水が雨の日なこともあり、勢いよく流れていて、その水を使って手を洗う「手水舎」として側には柄杓もありました。
旅行を計画したときには予定していなかった予想外の場所に出会い、そして、一番エネルギーを感じた場所となりました。
お伊勢参りで三重県に行きましたが、ここを見つけるためだったのだとも思える思い出にも残る場所との出会いでした。
天の岩戸を三重・志摩で知った、伊勢旅行の記録
- 今回訪れた天の岩戸は、三重県志摩市磯部町恵利原にある「恵利原の水穴」です。
- 賢島への道で看板を見つけ、調べて知り、旅の3日目に参拝しました。
- 観光協会の所要時間の目安は1時間。照明設備がないため、明るい時間に訪れる計画を立ててください。
賢島への道で看板を見つけるまで、私は志摩にも天の岩戸があると知りませんでした。
調べて、実際に足を運んでみると、そこには雨の音と滝の音が響く森がありました。高千穂を思い浮かべていた私にとって、三重県で岩戸伝説の場所を訪ねたことは、今回の旅の思い出の一つになりました。
いつもはヨーロッパの旅や神話について書いていますが、日本にも、まだ知らない伝承の場所がある。これからも、旅先で気になった名前を調べてみたいと思います。
二見興玉神社や伊勢神宮などの参拝記はこちら
→ [伊勢神宮の参拝記|二見興玉神社・外宮・内宮・猿田彦神社巡り]
沖縄からの行き方・2泊3日の旅程と費用はこちら
→ [公開準備中:沖縄から伊勢神宮への行き方|2泊3日の費用と高速船ルート]
参考にした案内
参拝日:2026年10月26日。公式情報の確認日:2026年10月27日。
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