ユグドラシル(世界樹)は北欧神話の九つの世界を支えるトネリコの木!

神話・歴史

トネリコの木は実在する植物ですが、実は北欧神話に登場する「ユグドラシル」がトネリコの木だと言われています。そのためトネリコ神話と言われることもあります。

ユグドラシルとは、北欧神話で九つの世界を貫く巨木。世界樹(世界軸)や宇宙樹のことです。北欧神話では、九つの世界を支える世界の基礎となる様な木。

九つの世界それぞれの特徴やユグドラシル(トネリコの木)の根の先にある三つの泉、ユグドラシルに住まう動物たちについてご紹介いたします♪

近年では日本のアニメやゲームなどの普及で、聞いたことのある名前もあるのではないでしょうか。

アニメやゲームは北欧神話を基にしているものも多いですよね。ワンピースや進撃の巨人もそうです。

ユグドラシル(トネリコの木)の北欧神話を知って、アニメやゲームで使われてる意味を知ったり、海外旅行先での知識の一つとして知るなどして視野を広げていきましょう♪

 

ユグドラシルは「世界樹」と日本語で訳されている

北欧神話に出てくるユグドラシルは、日本語では「世界樹」と訳されています。北欧神話がトネリコ神話と言われている意味は、世界樹ユグドラシルが現在で言えば「トネリコの木」と言われているためです。

実在するトネリコの木は、日本が原産地の10~15mの大木になる木!弾力性があり、野球のバットやテニスラケット、家具や農具にも使われる木です。

北欧神話の架空の木ユグドラシルはトネリコの木だと言われ、九つの世界を支える巨木とされています。

ここでは、北欧神話における九つの世界がどんな国なのか、それぞれの神話が意味するものをご紹介します。

Wikipedia

 

北欧神話の世界樹・宇宙樹「ユグドラシル」とは

北欧神話に出てくる大木ユグドラシル。日本語では世界樹・世界軸・宇宙樹の意味があります。

九つの世界を支える世界樹ユグドラシルには3つに分かれる根があり、その先にはそれぞれ「ウルズの泉」、「ミーミルの泉」、「フヴェルゲルニルの泉」があります。

ちなみに九つの世界とは、アースガルズ、ヴァナヘイム、アールヴヘイム、ミズガルズ、ヨトゥンヘイム、ニザヴェッリル、スヴァルトアールヴァヘイム、ニヴルヘイム、ムスペルヘイム、ヘルヘイム(ニヴルヘム)。

数えると10の世界になりますが、ユグドラシル(トネリコの木)には九つの世界があるとされていて、同一視されている世界があったり、境界が曖昧だったり、神話なので謎も多い様です。

 

ユグドラシル(トネリコの木)の神話以外にも世界樹(巨木伝説)は世界各地にある!

世界には巨木伝説と呼ばれる神話や歴史書などが多数存在しており、実際に巨木と思われる切り株のような山々が世界各地で発見されていますよ。

例えば、シュメール神話のキスカヌと呼ばれる巨木は天に届いて星々を咲かせていたとされていました。

日本書紀には筑紫後国の三毛(現在の福岡県三池)に倒れた巨木があり970丈(2,910メートルほど)と記述があります。

他にもインド神話スメール山、仏教の須弥山(しゅみせん)といった巨木伝説に関わる話もたくさんあるので、ユグドラシルのような宇宙規模の巨木が地球にはあったのかもしれませんね。

 

実は、世界樹ユグドラシルのボードゲームがあります♪世界の始まりユグドラシルについて、遊びながら学ぶことができますよ♪

日本語版があるので、遊び方がわからない!といったこともありません。

こちらのゲームでは、オーディン、ロキ、フレイヤ、トールなど神々の一人とな理、世界樹ユグドラシルが破壊されるのを防ぐといった内容のボードゲーム。

神話好き、ゲーム好き、北欧神話好きの方はぜひ遊んでみてくださいね♪

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ユグドラシル(世界樹)は北欧神話で九つの世界の軸を意味する

北欧神話ユグドラシル(トネリコの木)に存在する九つの世界については、「この世界の地図は作ることができない」と言われている謎の多い世界。

大まかには上層に神族・中層に人間の国ミッドガル・下層にニヴルヘイムやヘルヘイムがあったとされます。

神話なので、かなり曖昧で世界樹ユグドラシル(トネリコの木)に存在する国の位置関係は不明なことが多い様です。

実は、10の国がある様なのですが、どれかの2つの国を1つとして9の世界に分けている様です。書かれている書物によっても違うので、こちらについても不明な所が多いのが現状です。

時代と共にいろんな歴史の発見なども進んでいますので、このユグドラシル(トネリコの木)に関しても何か発見があれば面白そうですよね♪

 

①アース神族の国「アースガルズ」(第一層)

北欧神話にも良く出てくるオーディンやトールの神々が存在する世界「アースガルズ」。

ユグドラシルの上層部に位置していて、高い壁に囲まれている世界。漫画の進撃の巨人の世界観ですね。

そして、アースガルズには黄金に光り輝く黄金の館が多く存在すると言われています。

それぞれの館は、オーディンのヴァーラスキャールヴ、雷神トールのビルスキールニル、男神たちのグラズヘイム、女神たちのヴィーンゴールブ、戦死者のヴァルハラなどなどがあります。

戦死者の館ヴァルハラは有名なので聞いたことがある方も多いかもしれませんが、オーディンに仕えるワルキューレたちに選別され選ばれた者のみがヴァルハラへ招かれます。

そこでは、最終の戦いラグナロクのために戦士たちが朝から訓練をしています。その訓練で死ぬことがあったとしても食事の際にはまた生き返るという神の国「アースガルズ」です。

アースガルズには、ユグドラシル(トネリコの木)の3つの根の先にあると言われる泉の一つ「ウルズの泉」があり、このウルズの泉では毎日法廷が開かれていた様です。

運命の三女神「ノルニル」がいつもユグドラシルに水を注いでいるとされていますよ。

 

②ヴァン神族の国「ヴァナヘイム」(第一層)

ヴァン神族である豊穣神フレイや女神フレイヤ、海の神ニョルズがいる「ヴァナヘイム」。その姿は、とても美しいとされています。

そして、ヴァン神族は近親同士での結婚も行われていたほど性に関しては自由奔放な所があったそう。

ヴァン神族は未来を見ることができることやオーディンが生み出した魔術文字のルーンを扱っていたとされています。

実は、ヴァン神族はアース親族と大きな争いになったことがあり、世界最古の戦いだと言われていますよ。

北欧神話ではヴァン神族の話は詳しくわかっておらず、謎が多いようです。

 

③光の妖精の国「アールヴヘイム」(第一層)

アールヴヘイムは自然を司る美しい光の妖精エルフが住む世界。ヴァン神族のフレイが王とされています。

アニメやゲーム、映画などでもお馴染みのエルフは長寿であることも有名ですよね。

オーディンの剣を造ったとされる凄腕の鍛治師ヴォルンドはエルフだと言われています。鍛治師ヴォルンドはいろんな伝承に登場する人物でもありますよ。

アールヴヘイムについても詳しいことはわかっていないようです。

 

④人間の国「ミズガルズ」(第二層)

人間の国ミズガルズはミッドガルと呼ばれることも多、ゲーム「ファイナルファンタジー7」の舞台としても有名な名前ですよね。

ユグラシドルの世界で真ん中に位置するので、日本では「中つ国」とも呼ばれています。指輪物語シリーズでも日本語では中つ国と表現されていますよ♪

そして、ミズガルズを囲う柵は巨人ユミルのまつ毛でできているとされています。ユミルと言えば、アニメ進撃の巨人でも名前がよく出てきますよね♪

人間の国ミズガルズもある大陸は海に囲まれており、海の下にヨルムンガンドと呼ばれる大蛇がいます。その大蛇の大きさはミズガルズのある大陸を一周し、自分の尾を咥えるほどなんだとか。

自分の尾を咥える蛇ウロボロスとも繋がってきますね。

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⑤巨人の国「ヨトゥンヘイム」(第二層)

巨人の国ヨトゥンヘイムは、2種類の巨人(霜の巨人と山の巨人)に分かれています。神々の敵対者として存在をするものの、神々と仲良くしている巨人もいました。

アース神族の世界にいる悪神ロキも元々は巨人族でしたが、アース神族オーディンの義兄弟となりアース神族となりました。

ユグドラシル(トネリコの木)の3つの根の先にある泉の一つ「ミーミルの泉」がある。この泉は巨人の賢者であるミーミルが管理しており、泉には知恵が隠されているのだそう。

北欧神話でも有名なオーディンはこのミーミルの泉の知恵をもらうため、自らの片目を差し出して知恵をもらったとされています。

 

⑥小人の国「ニザヴェッリル」、闇の妖精の国「スヴァルトアールヴヘイム」(第二層)

暗い野という意味がある「ニザヴェッリル」。この世界に暮らしているのは小人のドワーフ達。ドワーフは鍛治の腕前に優れ、闇の妖精とも呼ばれています。

ドワーフ達はその鍛治の腕前から、オーディンの最強の槍グングニルや豊穣神フレイの魔法の船スキーズブラスニルを作りました。

また、闇の妖精の国「スヴァルトアールヴヘイム」にもドワーフたちが居たため、ニザヴェッリルと同一視される国でもあります。

闇の妖精の国「スヴァルトアールヴヘイム」には、闇の妖精ダークエルフが住んでいたとされていますが、謎が多い国のようです。

 

⑦灼熱の国「ムスペルヘイム」(第三層)

炎燃え盛る灼熱の国「ムスペルヘイム」は、世界の始まりから存在している最古の国。

ムスペルと呼ばれる巨人が住んでおり、スルトと呼ばれる巨人が入り口を守っているのだそう。

灼熱の国の暑さにムスペルヘイムで生まれたものしかムスペルヘイムで生きられないと言われるほど過酷な国。

このムスペルヘイムの熱と次にご紹介するニヴルヘイムの寒気がぶつかり、最初の巨人ユミルが生まれたとされていますよ。

 

⑧極寒の国「ニヴルヘイム」(第三層)

極寒の国「ニヴルヘイム」。ムスペルヘイムと並ぶ古くからある国とされています。

ゲームの「ファイナルファンタジー7」の主人公クラウドの故郷としても有名な「ニヴルヘイム」。

ユグドラシル(トネリコの木)の3つの根の先にある泉の一つ「フヴェルゲルニルの泉」がある国でもあります。

この「フヴェルゲルニルの泉」には、ニーズヘッグと呼ばれる大蛇が住んでいて、ニーズヘッグとその手下の蛇たちがユグドラシルの根をかじるのでユグドラシルが弱る原因ともされていますよ。

「ニヴルヘイム」と次で紹介する「ヘルヘイム」の間には「ギャラルブル」という黄金の橋がかかっていて、モーズグズと呼ばれる女巨人が監視しているのだとか。

 

⑨冥界「ヘルヘイム(ニヴルヘム)」(第三層)

冥界ヘルヘイムは、アースガルズにいる悪神ロキの娘であるヘルが統治してる国と言われています。このヘルは唯一死者を生者に戻す力を持っている存在です。

ヘルヘイムの入り口には、グニパベリルと呼ばれる洞窟があり、冥界の番犬ガルムが繋がれている様。ヴァルハラに行けなかった魂たちはこのヘルヘイムへ行きます。

最下層のヘルヘイムのさらに下層にはニヴルヘムがあり罪人などが落とされる地獄のような国があります。

 

 

ユグドラシル(世界樹)の北欧神話に登場する動物たち

北欧神話に登場する世界樹ユグドラシル(トネリコの木)には、さまざまな動物たちが住んでいます♪

ここでは、世界樹ユグドラシル(トネリコの木)に住んでいる動物についてご紹介します!!

 

4匹の牡鹿(ドゥネイル、ドヴァリン、ダーイン、ドゥラスロール)

ユグドラシルから生えた若い芽をかじってしまう4匹の牡鹿。それぞれの名前はドゥネイル、ドヴァリン、ダーイン、ドゥラスロールと名前があります。

 

巨大ワシとその両目の間にタカのヴェズルフェルニル

ユグドラシルのてっぺんにワシがとまっており、世界を見渡しています。そのワシの両目の間に「ヴェズルフェルニル」と呼ばれるタカが止まっています。

ワシの名前は明らかでないのですが、ワシの姿の巨人「フレースヴェルグ」や雄鶏「ヴィゾーヴニル」と同一視されていることもあります。

北欧神話では、雄鶏「ヴィゾーヴニル」の光り輝く体が世界樹ユグドラシルを明るく照らしているともされています。

 

メッセンジャー!リスのラタトスク

北欧神話における九つの国の1つ「ニヴルヘイム」でもご紹介した「大蛇のニーズヘッグ」と世界樹ユグドラシルのてっぺんにとまっている「巨大ワシ」のメッセンジャー役であるリスのラタトスク。

Wikipediaよりラタトスク。『AM 738 4to』より。

ラタトスクは、メッセージを誇張して伝えていたようでニーズヘッグと巨大ワシの仲は悪かったのだとか。

 

まとめ

  • トネリコ神話(北欧神話)に登場する九つの世界を貫く世界樹「ユグドラシル」はトネリコの木
  • アース神族の国「アースガルズ」は黄金の館が多く存在するウルズの泉もある神々の国
  • ヴァン神族の国「ヴァナヘイム」は未来を見通せる神々の国
  • 光の妖精の国「アールヴヘイム」はエルフの住む国
  • 人間の国「ミズガルズ」はミッドガルとも呼ばれる人間の国
  • 巨人の国「ヨトゥンヘイム」はミーミルの泉がある巨人の住む国
  • 小人の国「ニザヴェッリル」は鍛治の得意なドワーフ達がいる国
  • 闇の妖精の国「スヴァルトアールヴヘイム」はダークエルフのいる国
  • 灼熱の国「ムスペルヘイム」は他の国のものが住めないほど熱い国
  • 極寒の国「ニヴルヘイム」には大蛇ニーズヘッグも住んでいる「フヴェルゲルニルの泉」のある国
  • 冥界「ヘルヘイム(ニヴルヘム)」は死者を生者に戻す力のあるヘルが統治している国

北欧神話の世界樹ユグドラシルについて、九つの世界や住んでいる動物などワクワクする内容ですよね♪

そして、まだまだユグドラシルは解明されていないことも多く、謎だらけだそうですので、時代と共に解き明かされていくのも楽しみです!!

マンガやゲーム、アニメのネタ元になることが多いトネリコ神話(北欧神話)。神話や歴史を知ることで更に楽しみ方が深まりますので、今後もまとめていけたらと思います♪

 

 

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