2025年8月、友人と3人で、イギリスのオックスフォード大学にあるクライスト・チャーチを訪れました。
私がここを訪れた一番の目的は、『ハリー・ポッターと賢者の石』の撮影に使われた大階段と、ホグワーツの食堂のモデルになったグレート・ホールを見ることでした。
ところが、実際に歩いていると、『不思議の国のアリス』や天使の物語にも次々と出会います。その一つが、敷地内にあるクライスト・チャーチ大聖堂でした。
予約方法、入場料、所要時間、大階段やグレート・ホールについては、別記事で実体験をまとめています。
👉クライストチャーチ観光ガイド|予約方法・入場料・所要時間【2025年実体験】
そこで私が見たのは、時代も作風も異なる数々のステンドグラスでした。
中でも、これまで見てきたステンドグラスの中で一番印象に残ったのが、聖ミカエルを中心に、赤い悪魔のような存在がひしめく巨大な窓です。最初は、その圧倒的な大きさに惹かれました。「ここは見逃さずに見ておきたい」と足を止め、音声ガイドを聴きながら窓を見上げました。
そこで語られていたのは、ミカエルと悪魔が戦う物語でした。神聖で静かな祈りの場である教会に、これほど激しい戦いを描いた窓が置かれていることが、私にはとても不思議に思えたのです。
赤、青、白が複雑に入り交じり、穏やかな聖人画とはまるで違う激しさがあります。天使や神話の話が好きな私にとって、よく耳にしてきた「ミカエル」と、オックスフォードの旅先で出会ったことも印象的でした。
「中央にいるのは誰なのだろう?」
「周りを取り囲む赤い姿には、どんな意味があるのだろう?」
この記事では、現地で撮影した写真を見ながら、聖ミカエルの窓に描かれた物語と、クライスト・チャーチ大聖堂に残るステンドグラスをたどります。

クライスト・チャーチ大聖堂で最も印象に残った聖ミカエルの窓

写真の大きなステンドグラスは、北翼廊にある「聖ミカエルの窓(St Michael Window)」です。
クライスト・チャーチの公式案内でも、ヴィクトリア時代を代表する巨大な窓として紹介されています。制作したのは、19世紀イギリスで数多くの教会用ステンドグラスを手がけたクレイトン&ベル(Clayton & Bell)。資料によって年の表記に差があるため、この記事では1870年代に制作された窓として扱います。
窓の中央には、鎧を身につけた聖ミカエルが立っています。その周囲には白い衣の天使たちが広がり、下方には赤い竜と異形の存在が描かれています。
写真全体を見ると、ひとつの静かな場面というより、窓いっぱいに戦いが続いているようです。赤い色が中央付近に集中しているため、私にはミカエルが赤い悪魔たちに囲まれているように見えました。
大聖堂の中で戦いの場面を見るとは思っていなかったため、音声ガイドの説明には驚きました。同時に、「なぜ祈りの場所に戦いを描く必要があったのだろう」という疑問も残りました。
赤い悪魔のように見えるものは何を表している?

この窓の主題を読み解く手がかりは、新約聖書『ヨハネの黙示録』第12章にあります。
そこでは、ミカエルと天使たちが竜と戦い、竜は「悪魔」「サタン」と呼ばれる存在として地上へ投げ落とされます。さらに同章には、七つの頭と十本の角を持つ大きな赤い竜も登場します。
つまり、写真の赤い姿は、ミカエルを取り囲んで勝利している悪魔たちというより、天使たちによって天から追われていく竜と悪の勢力を表していると考えられます。
教会でこの戦いが描かれた背景には、暴力をたたえる意図よりも、善が悪に打ち勝つことや信仰による救いを伝える目的があったのでしょう。悪に立ち向かうミカエルと天使たちの姿を、目に見える物語として受け取ると、祈りの場所に置かれた意味が少し見えてきます。
現地で目へ飛び込んできたのは、赤い悪魔たちの強烈な姿と窓全体の大きさでした。音声ガイドで物語を知ってから見返すと、中央のミカエルを起点に、白い天使たちと赤い竜の動きが上下左右へ広がっていることに気づきます。
ステンドグラスは、聖書を読めない人にも物語を伝える役割を担ってきました。この窓もまた、一枚の絵というより、光を通して展開する「天上の戦い」なのだと思います。
クライスト・チャーチ大聖堂は大学の礼拝堂でもある

クライスト・チャーチ大聖堂は、オックスフォード教区の大聖堂であり、オックスフォード大学クライスト・チャーチの礼拝堂でもあります。
現在の建物には、12世紀のノルマン様式からゴシック様式、19世紀の改修まで、長い時間の積み重なりが残っています。ステンドグラスも同様で、14世紀のガラス、17世紀の絵付けガラス、ヴィクトリア時代の作品、現代の窓まで見ることができます。
そのため、歩く場所によって色や人物の表現が大きく変わります。大聖堂全体が、時代の異なる物語を一冊に綴じた本のように感じられる場所です。
写真でたどるクライスト・チャーチ大聖堂のステンドグラス

ここからは、現地で写真に残した順に窓を見ていきます。その場で主題まで分かった窓は多くありません。形や色に惹かれて撮影した写真を帰国後に調べると、聖人の生涯や亡くなった人の記憶、長い歴史が一枚ずつ浮かび上がってきました。
聖カタリナの窓とアリス・リデルの妹エディス

2枚目は、比較的小さな空間で見つけた窓です。時間に余裕がなく、ここでは音声ガイドを聴かずに、気になった窓を写真だけに残しました。事前知識もなかったため、その場では何が描かれているのか分かりませんでした。
帰国後に調べてみると、南側の聖歌隊席通路にある「聖カタリナの窓」だと分かりました。
エドワード・バーン=ジョーンズがデザインし、モリス商会によって1878年に制作されました。若くして亡くなったエディス・リデルを記念した窓で、中央に描かれたアレクサンドリアの聖カタリナの顔は、エディスをモデルにしたとされています。
エディスは、『不思議の国のアリス』の着想を与えたアリス・リデルの妹です。私は、アリスに妹がいたことさえ、この窓について調べるまで知りませんでした。現地では意味の分からなかった一枚の写真から、帰国後の探求を通してエディスの存在を知ったのです。オックスフォードの文学史と大聖堂のステンドグラスが、ここで思いがけずつながりました。
窓の下部には、聖カタリナが哲学者たちと議論する場面、神秘的な婚姻、死後に天使たちによって運ばれる場面などが配置されています。
東端を彩る十枚の花弁のようなバラ窓

3枚目は、大聖堂の東端にあるバラ窓です。
教会の中でも中心となる場所に見え、自然と目を引きました。人物を縦長に描いたほかの窓とは形そのものが違い、その美しさに惹かれて撮影した一枚です。
円の中心から十枚の花弁が開くように区切られており、「ボタニカル型」と呼ばれる形をしています。石のアーチや細い柱の上で、赤と青のガラスが花のように浮かび上がっていました。
東端は19世紀、建築家サー・ジョージ・ギルバート・スコットによる大規模な修復を受けています。現在のバラ窓も、その修復と結びつくものです。
人物を大きく描いた聖ミカエルの窓とは作りが異なり、こちらは建築と光が一体になった美しさが印象的でした。
ヴァイナー記念窓に並ぶ4人の人物

4枚目は、グリーンを基調とした色合いが素敵だと思って撮影しました。白い衣を着た人物たちを見て、現地では天使が描かれているのだと思っていました。
調べてみると、これは1870年代に制作されたヴァイナー記念窓でした。天使だと思っていた4人は、聖書に登場する人物です。こちらもバーン=ジョーンズがデザインした作品です。
上段には、旧約聖書の預言者サムエル、イスラエル王ダビデ、福音記者ヨハネ、司教テモテが並びます。人物の足元には、それぞれの名がラテン語で記されています。
下段には、幼いサムエルが祭司エリから教えを受ける場面、ダビデがゴリアテを倒す場面、最後の晩餐のヨハネ、母から教わる少年テモテが描かれています。
遠くからは白い衣をまとった4人が静かに並ぶ窓に見えます。近づいて見ると、その下にそれぞれの人生を象徴する小さな物語が隠されています。
聖フリデスウィデの生涯を描いた絵物語

5枚目も、現地では何が描かれているのか分かりませんでした。それでも、多くの場面に使われた鮮やかな色が印象に残り、写真を撮っておきました。
この窓は、ラテン礼拝堂にある「聖フリデスウィデの窓」です。
聖フリデスウィデは、オックスフォードの街・大学・教区の守護聖人とされる女性です。大聖堂の中心部には彼女の聖廟も残されています。
この窓は、若き日のバーン=ジョーンズがデザインし、ジェームズ・パウエル&サンズが1859年に制作しました。のちのバーン=ジョーンズ作品よりも色彩が濃く、小さな場面を連ねて物語を進める構成が特徴です。
一つひとつの場面には、人々の表情、衣服、植物、動物、建物などが細かく描き込まれています。遠目では宝石のように見え、近づくと漫画のコマを読むように聖人の人生を追うことができます。
17世紀のヨナの窓に描かれたニネベの町

6枚目は、ガラスが均等に区切られているように見える構成が印象的で、写真に残しました。人物を大きく描くほかの窓とは違い、横に広がる一枚の絵画のようにも見えます。
これは、1631年ごろにアブラハム・ファン・リンゲが制作した「ヨナの窓(Jonah Window)」です。
左側のガラスには、強い日差しの下、葉を広げる植物のそばに座る預言者ヨナが描かれています。右側に細かく広がっているのは、旧約聖書『ヨナ書』に登場するニネベの町です。
神からニネベへ行くよう命じられながら、一度は逃げたヨナ。大きな魚にのみ込まれた後、町の人々へ神の言葉を伝えます。しかし、ニネベが滅ぼされなかったことに怒り、町の外からその行方を見守りました。写真の場面は、その物語の終盤とつながります。
人物を輪郭線で組み立てるヴィクトリア時代の窓と比べると、ヨナの窓は一枚のガラスを絵画の画面のように使っています。緑に覆われた左側と、建物が密集する右側が対になり、聖書の風景が窓の向こうに続いているように感じられます。
私が訪れた時は窓の横に足場が組まれていました。そのため全景は少し見えにくかったものの、オレンジ色の太陽と深い緑、ニネベの細かな町並みは写真にも鮮やかに残っていました。
音楽の守護聖人を描いた聖セシリアの窓

7枚目は、祭壇のような台の上に窓が設けられていました。その場では、何かが祀られている場所なのか、亡くなった誰かをしのぶための窓なのかもしれないと感じました。
描かれている白い衣の3人は、音楽の守護聖人として知られる聖セシリアと天使たちです。
中央のセシリアは、小型のオルガンを演奏しています。左右の天使は楽器と、殉教を象徴する棕櫚の葉を持っています。下部に並ぶのは、夫に教えを伝える場面、天使がセシリアを導く場面、殉教へ向かう場面です。
この窓は、クライスト・チャーチのオルガニストを務めたチャールズ・ウィリアム・コーフェによって寄贈され、1870年代に制作されました。音楽家が音楽の守護聖人へ捧げた窓と知ると、描かれた楽器の意味もより身近に感じられます。
白い衣と淡い青を中心にした色調は、聖フリデスウィデの窓の濃密な色彩や、聖ミカエルの窓の激しい赤と比べると、とても静かです。窓ごとに物語だけでなく、空間に流れる空気まで変わるように感じます。
大聖堂最古のベケットの窓

8枚目は、細やかな図柄と色鮮やかさに惹かれ、詳しいことは分からないまま「とりあえず写真に残しておこう」と撮影した窓です。
帰国後に調べたところ、ルーシー礼拝堂の東壁にある「ベケットの窓(Becket Window)」だと分かりました。
上部の細かな石組みとガラスは1320年頃のものとされ、クライスト・チャーチ大聖堂に残る最古のステンドグラスです。現在の主な3枚のガラスには、第二次世界大戦中の空襲で被害を受けたロンドンの教会から集められた、中世のガラス片が組み直されています。
この窓の名の由来は、上部中央付近に残る小さな場面です。そこには、1170年にカンタベリー大聖堂で殺害されたカンタベリー大司教トマス・ベケットの殉教が描かれています。
ヘンリー8世は宗教改革期、王に逆らったベケットを聖人として扱うことを否定し、その像を破壊するよう命じました。多くのベケット像が失われる中、この小さなガラスは生き残りました。人物の顔は一度取り外され、1980年の修復で現在の姿に整えられています。
遠くから窓全体を見るだけでは、どこにベケットがいるのか分かりにくいほど小さな場面です。しかし、その小ささの中に、破壊や移動、戦争中の避難、修復という約700年の歴史が重なっています。
バーン=ジョーンズの窓を一度に見られる場所

クライスト・チャーチ大聖堂には、ラファエル前派の画家として知られるエドワード・バーン=ジョーンズがデザインした窓が5点あります。
今回撮影した中では、聖フリデスウィデの窓、ヴァイナー記念窓、聖カタリナの窓が彼の仕事につながります。
同じ人物のデザインでも、1859年の聖フリデスウィデの窓は場面数が多く、色彩も鮮やかです。1870年代の窓では、白い衣をまとった細身の人物が大きく描かれ、静けさが増しています。
制作年代を知らずに見ても美しい窓ですが、順番に見比べると、一人の芸術家の表現が変化していく様子まで感じられます。
ステンドグラスを見る時に注目したいこと

教会のステンドグラスを見た時、「きれいだった」で終わってしまうこともあります。私も写真を見返し、描かれた人物や物語を調べてから気づいたことがたくさんありました。
これから見る方は、次の点にも注目してみてください。
- 中央にいる人物は誰か
- 人物が持つ剣、本、楽器、冠などの持ち物
- 光輪や翼の有無
- 赤、青、白、金など、特に多く使われている色
- 小さな場面が上から下へ、どのようにつながっているか
- 窓の近くにある説明板や記念銘板
現地ですべてを理解できなくても、気になった窓を写真に残しておけば、旅の後にもう一度物語をたどれます。
旅先で撮った一枚の写真が、聖書、美術、土地の歴史を調べる入口になる。それも、ステンドグラスを見る楽しみの一つだと思います。
床の通気口にもバラ窓のような文様があった

ステンドグラスを見ながら歩いていると、床にも細かな金属細工があることに気づきました。
写真の形状と設置場所から、これは暖房の温風や空気を通すための床グリルと考えられます。クライスト・チャーチ大聖堂では19世紀半ばの修復時に、建築家ジョン・ビリングによって中央暖房が設置されました。ただし、このグリル自体の制作年や作者までは、今回確認した資料から特定できませんでした。

円の中に花が開くようなロゼット、四つ葉に似た形、伸びていく蔓草のような曲線。ステンドグラスのバラ窓や、ゴシック建築の石の装飾を小さくしたようにも見えます。
四つ葉形や植物文様はキリスト教建築にも繰り返し登場しますが、この床グリルの一つひとつに特定の宗教的意味が込められていると断定できる資料は見つかりませんでした。空気を通す実用品に、大聖堂の建築と調和するゴシック風の文様を取り入れた可能性が高そうです。
それでも私は、「床の通気口のような場所にまで、何かシンボルの意味があるのだろうか」と興味が湧きました。
大きなステンドグラスに目を奪われる一方、足元には見落としてしまいそうな小さな意匠があります。実用のための設備にも花や円の文様が続いていることを知ると、大聖堂は窓だけを鑑賞する場所ではないと感じます。
天井、柱、窓、床。視線を上下へ動かすことで、一つの空間を整えるための細かな工夫が見えてきます。
クライスト・チャーチ大聖堂で写真を撮る時の注意

大聖堂では、個人利用を目的とした手持ちカメラやスマートフォンによる撮影が認められています。ただし、フラッシュの使用や礼拝中の撮影、聖歌隊の撮影などは禁止されています。
商用の写真撮影・利用には事前の相談が必要です。規定は変更される可能性があるため、訪問や写真公開の前に公式サイトをご確認ください。
私たちが実際に支払った入場料や、2時間でも足りなかった見学の様子は、次の記事で紹介しています。
👉クライストチャーチの予約方法・入場料・所要時間を実体験で紹介
クライスト・チャーチ大聖堂のステンドグラスに関するよくある質問

聖ミカエルの窓の赤い存在は悪魔ですか?
『ヨハネの黙示録』第12章に登場する赤い竜と、竜に従う悪の勢力を表していると考えられます。聖ミカエルと天使たちは、竜と戦って天から追い落とします。
聖ミカエルの窓はいつ作られましたか?
クレイトン&ベルによって1870年代に制作されたヴィクトリア時代のステンドグラスです。資料によって1870年、1875年などの表記があります。
クライスト・チャーチは教会ですか?
クライスト・チャーチはオックスフォード大学を構成するカレッジの一つです。その敷地内にある礼拝堂は、オックスフォード教区の大聖堂も兼ねています。
『不思議の国のアリス』と関係するステンドグラスはありますか?
聖カタリナの窓は、アリス・リデルの妹エディスを記念して制作されました。中央の聖カタリナの顔には、エディスの面影が写されています。
ステンドグラスの写真は撮れますか?
個人利用の非フラッシュ撮影は認められています。礼拝中、聖歌隊、立入禁止区域などは撮影できません。
聖ミカエルの窓から始まったステンドグラスの旅|まとめ

クライスト・チャーチ大聖堂で一番印象に残ったのは、聖ミカエルと赤い竜が描かれた巨大なステンドグラスでした。
現地では、赤い悪魔のような姿、複雑な構図、窓そのものの大きさに圧倒されました。音声ガイドでミカエルの物語を知り、帰国後に写真を見返して調べることで、『ヨハネの黙示録』の天上の戦いを表していることや、同じ大聖堂にバーン=ジョーンズの作品が複数残されていることも見えてきました。
聖フリデスウィデの物語、若くして亡くなったエディス・リデルの記憶、聖書の人物たち。窓に差し込む光の中には、オックスフォードで長い時間を生きてきた人々の祈りや記憶が重なっています。
そして、床の通気口のような実用品にも、バラ窓や植物を思わせる繊細な文様がありました。大きな作品から足元の小さな細工まで、気になったものを写真に残したことで、帰国後に新しい疑問が生まれています。
写真を見返して意味を知ると、旅は帰国した後も続いていくのだと感じます。
次にヨーロッパの教会を訪れる時は、美しさだけでなく、人物が持つものや色、窓の中で続いている物語にも目を向けてみたいです。
参考資料
- Christ Church, Visiting the Cathedral
- Christ Church, About the Cathedral
- Christ Church, Cathedral Photography Policy
- Visit Stained Glass, Christ Church Cathedral, Oxford
- USCCB, Revelation Chapter 12
- USCCB, Jonah Chapter 4
- Association of English Cathedrals, Divine Light
- Vidimus, The Becket Window
- George Gilbert Scott, Christ Church Cathedral Oxford
- The Cathedral Church of Oxford, Project Gutenberg
- Christie’s, St Catherine disputing with the pagan philosophers


コメント